🌅 朝、まだ空気が静かなうちに、白湯をすする。
🪟 窓を開けて、身体に風を通すように深呼吸する。
そんな“整える時間”から、一日をはじめてみる。
アーユルヴェーダには、「ディナチャリヤ(日々の行い)」という考え方があります。
それはただの習慣ではなく、心と身体を自然のリズムに合わせて調律していくようなもの。
たとえば、起きる時間、食べる時間、休む時間。
それぞれに“意味”があって、その順番やタイミングを少しだけ変えてみることで、
心や体の調子もふっとほどけていくことがあります。
🧘♀️ 難しい知識がなくても大丈夫。
アーユルヴェーダの1日は、「早く起きて、丁寧に暮らす」が基本なんです。
ディナチャリヤとは?|自然に合わせて暮らす知恵
アーユルヴェーダの世界では、
人の体も心も、自然と切り離せないものだと考えられています。
🌿 朝がくれば目を覚まし、
🌞 太陽が高くなれば動き、
🌙 暗くなれば、静かに沈んでいく。
こうした自然の流れに身体を合わせる暮らし方を「ディナチャリヤ(Dincharya)」と呼びます。
サンスクリット語で、「ディナ=日」「チャリヤ=歩み・流れ」の意味。
つまりは、“その人らしい1日の過ごし方”をつくる知恵です。
ディナチャリヤは、決まりごとではありません。
「こうしなきゃ」ではなくて、
「こうしてみると、なんだか調子がいいかも」っていう、体の感覚に戻っていく暮らしなんです。
アーユルヴェーダの1日の流れ
アーユルヴェーダでは、自然のリズムに合わせて1日を過ごすことが大切にされています。
太陽の動きや体の内側の変化に目を向けながら、“今”に合った過ごし方を選んでいく──
そんな1日のヒントを、朝から夜まで辿ってみましょう☀️🌙
🌅 朝(〜10時頃まで)
- 🕓 できれば日の出より少し前に起きる
- 🫖 白湯をゆっくり飲む
- 👅 舌をやさしく掃除する
- 🪔 ごま油やココナッツオイルでうがいやオイルマッサージをする(※できる範囲でOK)
- 🌬 深呼吸や軽いストレッチで呼吸と体を目覚めさせる
- 🧘♀️ 短時間でもいいから静かな時間を取ってみる
🌞 昼(10時〜14時頃)
- 🍛 一番しっかりした食事はこの時間に(消化力が最も高まる)
- 🚶♀️ 午後は活動的に動くのがおすすめ
- 🧠 頭を使う仕事や集中するタスクも、できればこの時間帯に
🌇 夕方(16時〜日没前後)
- 🌾 身体を落ち着けるような軽い運動や、散歩
- ☕ ハーブティーなどで気分を切り替える
- 💡 日が沈んだら照明も少し落ち着かせて、夜モードに
🌙 夜(〜22時頃まで)
- 🍲 夕食は軽めに、就寝2時間前には済ませておくと◎
- 📴 スマホやPCは早めに切り上げて
- 🛏 お風呂であたたまって、ゆったりと眠りにつく準備を
- 😴 理想は22時〜22時半ごろの就寝
難しく考える必要はありません。
「太陽が沈む頃には動きをゆるめる」「朝は静かに立ち上がる」
そんな自然のリズムに合わせた暮らし方が、アーユルヴェーダの基本なんです🕊️
🗓️ もちろん、毎日ぜんぶ実践するのは難しいこともあります。
でも、週末だけでも、ちょっと特別にしたい日だけでも大丈夫。
自分の暮らしの中に、ひとつでも取り入れてみる──それだけで、リズムは少しずつ整っていきます。
無理なく暮らしに取り入れるには?
アーユルヴェーダの1日は、
きっと現代の生活とは少しリズムが違って見えるかもしれません。
朝日が昇る前に起きるなんて、毎日できるわけじゃないし、
夜だって時にはスマホをだらだら見てしまうこともある。
でも、全部を守ることが目的じゃないんです。
🌿 「今日はちょっと早起きできたから、白湯だけ飲んでみよう」
🌿 「寝る前にスマホ置いて、少しだけぼーっとしてみよう」
そんなふうに、1つだけでも“選んで”やってみることが、大きな一歩になります。
アーユルヴェーダに触れていくと、
「何をするか」よりも、「どう過ごすか」が大事になってくるんです。
“選ぶこと”そのものが、整えることに繋がっていく。
あなたの暮らしにとって無理がない形で、
できる日だけ、できることだけ──
それでも、十分にリズムは変わっていきます☀️🕊️
まとめ|“整える”は、日々の選び方から
毎日は、たくさんの「選ぶ」でできています。
何時に起きるか、なにを食べるか、どこで深呼吸するか──
それはどれも、小さな選択だけど、
積み重なって、あなたのリズムそのものになっていきます。
アーユルヴェーダの「ディナチャリヤ」は、
そのリズムを自然と調和させていくための“流れの設計図”のようなもの。
🌱 完璧じゃなくていい。
🌿 今日は白湯を飲んだだけでも、それはもう立派な“整え”です。
暮らしの中に、少しずつ。
あなたのリズムで、あなたのやり方で──
選ぶことで、今日も少し、整えていきましょう。
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