ケララに行ってまず驚いたのが、バナナの存在感。
それは“南国のフルーツ”みたいな特別なものじゃなくて、もっと暮らしの真ん中にあるものでした。
道ばたで房のまま売られていたり、朝ごはんに炒めて食べたり、チップスにしておやつにしたり。
しかも、甘くないバナナが主流っていうのも、日本とは全然ちがう。
今回はそんなケララの「バナナと暮らし」の関係について、旅の思い出と一緒に書いてみました🌿
ケララでよく見るバナナの風景
ケララを旅していて、まず感じたのは、バナナがめっちゃ身近にあるということ。
道ばたでは、バナナが房ごとドサッと積まれていて、まるで野菜のように売られていました。
しかも値段もびっくりで、1キロたったの約170円(当時)。
日本では「ちょっと特別なフルーツ」って感じだけど、ケララでは“毎日の食材”という空気感。
しかも、食べてみると…
あんまり甘くない!
日本のバナナよりもさっぱりしていて、ちょっとモチモチ。主食に近い感覚でした。
思えば、毎日食べるものだからこそ、甘すぎない方が胃にもたれないし、飽きずに続けられるんですよね。
ケララの食文化の合理性、ここにもあるな〜と思いました🍽️
ちなみにこのときの様子は、旅のVlogにも映っています🎥
現地の空気感、気になる方はぜひこちらから👇
バナナのバリエーションと使い方
ケララの旅の中で、バナナの“使い方の広さ”にも感動しました。
例えば、旅のある朝――
車の中で観光中に熟れすぎたバナナを見て、シャンさんが「ちょっと炒めて朝ごはんにしよう」と。
バナナをスライスして、蜂蜜と一緒に炒めるだけ。
それだけなのに、驚くほどおいしかったんです…!🍯🍌
ちょっとキャラメリゼされたような香ばしさに、とろける食感。
なんというか、「お金かけなくても、ちゃんとごちそう」ってこういうことなんだなって。
そして忘れられないのが、バナナチップス。
しかもケララのは塩味!日本の甘いチップスとちがって、完全に“おつまみ”感覚。
とくに揚げたてをその場で食べたときの感動ったら…!
サクッと軽くて、バナナなのにほのかにナッツっぽい香りもして、これはクセになるやつ。
ケララではこういう塩味のチップスを、おやつにも食事のお供にもするんだとか。
「バナナ=甘い」の思い込みが、ここでガラガラ崩れました。
ケララの“体に優しいバナナ”という印象
ケララ滞在中、もうひとつ心に残ったのが、「バナナ=体調管理食」としての側面。
正直言うと、旅先ってどうしてもお腹を壊すことがあるじゃないですか…😅
でもわたし、心のどこかでこう思ってたんです。
「あ、でもバナナとナッツがあればなんとかなるな」って。
それくらい、ケララでは“軽くて消化によくて、栄養もあって、どこでも手に入る”存在。
シンプルだけど、それが一番頼れるんですよね。
しかも、チップスや炒め物にすれば飽きにくいし、ナッツと組み合わせれば満足感もバッチリ。
これって、医食同源的な考えに近いのかもしれません。
ケララってアーユルヴェーダが根付いてる土地でもあるし、自然と調和しながら食べてる感じがする。
日本で「とりあえずお粥食べとくか」って思うのと、ちょっと似てるのかも。
まとめ:ケララのバナナは暮らしの真ん中にある
ケララで過ごすうちに、バナナってただのフルーツじゃないんだなって思いました。
朝食にもなるし、おやつにもなるし、体調が悪い時は“頼れる存在”になる。
甘くしてもいいし、塩味でもイケる。熟してても未熟でも、それぞれの使い道がちゃんとある。
まるで暮らしの中に根を張った、ちいさな知恵のかたまりみたい。
日本で暮らしていると、「たまに買う果物」というイメージのバナナだけど、
ケララでは“主食の一種”であり、“文化そのもの”でもあるって、今回の旅で知りました。
時々ふと思い出すのは、あの朝の甘くなりすぎたバナナを、
シャンさんが「これ、炒めようか」と言って、くるくる手早く調理してくれたこと。
あの優しさと、湯気の匂いと、口に広がった甘さ。
たぶんずっと、忘れないと思います🍯
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